『有酸素運動をすると遅筋が鍛えられ、基礎代謝が上がる。』
この言葉は、もはや常識のように言われるようになり、
有酸素運動神話はダイエットに興味のある方殆んどの人の間で
もっとも有力な説として信じられるようになりました。
しかし、現実はどうでしょう?
毎日1時間に渡ってウォーキングをしてもなかなか効果は現れず
途中でやめてしまう人も多いのではないでしょうか?
それは何故なのでしょう?
まず、ダイエットにあまり詳しくない方のために、筋肉の基本についてお話しますね。
筋肉には 『 速筋(白筋) 』 と 『 遅筋(赤筋) 』 があります。
速筋は、重い物や早い激しい運動をしたときに鍛えられる筋肉で、大きく太くなりやすい特徴があります。
一般的にボディビルダーのようなムキムキの筋肉がそうです。
逆に遅筋は、軽いゆっくりとした運動で鍛えられる筋肉で、太くはならず脂肪燃焼効果が高いと言われています。
マラソン選手などの細い筋肉がそうです。
速筋は糖分を燃料とし、遅筋は脂肪を燃料とすることから、
『遅筋を鍛えると脂肪を燃焼して痩せやすくなる。』という説が出回ったのだと思います。
ただ、ここには大きな2つの間違いが・・・・。
★まず第一に、ウォーキングをしても遅筋はほとんど鍛えられません。。。
筋肉というのは、ある程度の負荷をかけることによって鍛えられるのですが
最大筋力の20~30%程度の負荷しかかからないウォーキングでは
ほとんど筋肉の成長は見込めないと見た方が良いです。
もちろん、早歩きやジョギング、姿勢を意識するなど、筋肉を意識しながら行なえば、
ある程度の筋力UPは望めます。
しかし、もしそうであったとしても、、、、、、この先が第二の間違いです。
★遅筋だけを鍛えても基礎代謝は上がらない。。。
基礎代謝量というのは、筋肉量や体重などによって上下します。
筋肉が増えれば、基礎代謝量は上がり痩せやすい体質になるといえます。
が、、、
遅筋というのは、鍛えても太くならない(肥大しない)性質を持っています。
ということはつまり、遅筋を鍛えても基礎代謝量は変わらないと言えるのです。
もちろん、遅筋を鍛えることによって、身体が柔軟になったり
怪我をしにくくなったり、持久力がつく等々、良いことだらけですので
ぜひジョギングなどは続けた方が良いと思います。
ただ、基礎代謝という面で考えれば、努力の割に効果は薄いと言えます。
おそらく、マラソン選手がとても細い体型をしているため、
遅筋の発達している人は痩せやすい・・・・と思ってしまいやすいのでしょうが、
マラソン選手は、一般の人とは練習量が違います。
基礎代謝量ではなく、総合的なエネルギー消費量が違うのです。
一般の人が普通に生活を送りながら、そこまで激しい練習量をこなすのは
とても無理な話でしょう。。。
それでは、どうすればいいのか。
同じウォーキングやジョギングを行なうにしても、劇的に効果の違いを生み出す
ちょっとしたコツがあります。
それを次回ご紹介しますね。
それでは!
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>moyoさん
コメントありがとうございます。
そうですね。
もっとも大事なのは『長く続けること』
なので、無理をするのは禁物ですね。
ほどほどが良いです。
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なるほど。。。
なんでもほどほどに、平均的に運動するのが一番なのかな???