基礎代謝
ダイエット大国日本において、この『基礎代謝』という言葉は最近とても有名になってきました。もうすっかり分かっているという方は、今回の文章は読み飛ばして頂いて構いません。
ただ、意外にもまだこの言葉を知らない方や、言葉は知っていても正しく理解していない方も多いようですので自信の無い方は読み進めてみて下さい。
基礎代謝量とは、「今日一日生きるために最低限必要なカロリー」のことです。
分かりやすく言うと、何もせず寝ていても、心臓を動かしたり呼吸をしたりするために使うエネルギーのこと。
一般的な成人の平均基礎代謝量は、男性で1400kcal、女性で1200kcalと言われています。
ただ、この基礎代謝量は、身長や体重、筋肉の量などによってかなりの個人差があり、スポーツ選手では2000~3000kcalを越えるような方もいます。
よく、「代謝を良くすると痩せやすくなる。」などという言葉を耳にしますが、それはどういうことなのでしょう。
人が一日に消費するエネルギーは、この【基礎代謝量】に【運動エネルギー】を加えたもののことを言います。
運動エネルギーとは、仕事やスポーツ、歩行、入浴、さらには食事など、日常の活動や運動を行なう上で使われる熱量のことで、これが1日1000kcalだとしたら、基礎代謝量1400+運動エネルギー1000=2400kcalが、平均の消費エネルギーということになります。
大事なこととして、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、通常一日に消費されるエネルギーは、運動エネルギーよりも基礎代謝量の方が多いという事に注目してください。
一日の全消費エネルギーのうち、約60%が基礎代謝で消費されると言われています。
もちろん、効果的な運動を行った場合やアスリートなどは話が違ってきますが、通常の生活の中では、運動で消費するエネルギーよりも、生命を維持するために使うエネルギー量の方が多いという事です。
毎日、一所懸命ウォーキングしているのに結果の出ない方には、ちょっとショックな内容ではないでしょうか?
裏を返して言えば、一所懸命むやみな運動を行なうよりも、基礎代謝を上げた方が効果的にダイエットができるということです。
すごい。では、どうすれば基礎代謝を上げることができるのでしょう。
基礎代謝を上げるには様々な方法があります。
冷え性や肩こりの方、汗をかかない方、体温の低い方などは基礎代謝が低い場合が多いですが、基礎代謝の中でも、最も多く消費される体の部分は筋肉です。全体の約4割が筋肉で消費されます。
つまり、筋肉の量が増えれば基礎代謝が上がり、太りにくい体質になるということです。
食事を減らしてダイエットをしたら、リバウンドして前よりも体重が増えたという方、いらっしゃるのではないでしょうか?
これは大部分が、食事を減らし摂取カロリーが減ってしまった事で筋肉の量が減ってしまい、代謝が下がってしまったことが原因と考えられます。
筋肉は脂肪より重いですから、食事を無理に減らすと一瞬、体重がストンと落ちて「やった♪」と喜ぶのですがね。
実際は体内で確実に、危険な変化が起こっています。
でも、筋肉をつけましょうというと大部分の女性が
「ムキムキになったらかえって足とか太くなってみっともない。がっちり体型は綺麗じゃないからイヤ。」とおっしゃるでしょう。
確かに男性と違い、女性は筋肉質すぎても困りますよね。男性でさえ、最近は『細マッチョ』などというのが持てはやされつつあります。
基礎代謝は上げたいけど筋肉は付けたくない。。。では、どうすれば良いのでしょう?
そのためには、筋肉の構造を知る必要があります。
次回、筋肉の仕組みについて詳しくお伝えして参ります。
ダイエットをする上で大切な事は、無理な我慢や無駄な努力ではなく、確かな知識です。
皆様が確かな知識の元、美しく健康的に、理想的な体を手に入れられますよう・・・。
※ロズまりは確かな知識を持ってお客様に美と健康をお届けする、NPO認定ダイエットマスター取得のエステサロンです。
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